
弘法大師正御影供
令和7年3月21日6時から
於 宝性寺本堂
早朝お勤め会を厳修しました。
本日は全国の真言宗の寺院では空海 弘法大師の御遺徳を讃え、改めて今の出会いに感謝する日です。
「正御影供」として法要が行われる寺院も多数あります。
承和2年の3月21日に真言宗の開祖である空海は高野山奥之院でご修行に入ることを告げ永遠の御修行へ入られました。
その智恵に触れた者、継承されている現代の我々寺院を守る僧侶は、改めてこの日に恩徳報謝を捧げております。
ニ箇法要として色々な配役にて空海が中国より持ち帰った密教の経典を唱え、供物を手向け法要を奉ります。
宝性寺では現在、3名の僧侶にて法要を行っているので、完全なるニ箇法要は勤められてはおりませんが、朝一番の仏供飯(ぶっく)、お茶をお供えし、唄(ばい)、前讃(ぜんさん)、後讃(ごさん)、理趣経、般若心経、各諸真言を唱え恩徳感謝に勤めました。
お釈迦さまの法灯があり、その御教えにより、神仏の尊さが伝えられ空海 弘法大師が日本で時代に合った信仰を継承して下さった。
そしてその継承が必要なのか不必要なのかを我々に日々委ねられている今日。
経営。お経という学びを時代にあった形で守り行うこと。
経済の言葉で継がれていますが、本来は仏教用語です。
1000年以上経っても変わらない想いはあるなということを教えてくださる日。
その今の営み、行いに自問自答しながら文明発展の著しい現代の中で答え合わせをする日々。
大切な仏さまがいることで確認が出来るような気がしています。
そのことを改めて強く想い朝から感謝させていただきました。
心静かに 心整う静かな本堂
本日もお彼岸のお忙しい時期に早朝より足を運び、共に想いの継承を、してくださった方がおられました。
初めてお越しになられた方もおられました。
お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。
皆さまにとっての大切な仏さま、仏心に気付かせてくださるのを説き続けてくださる空海 弘法大師。
その御教えに触れれば、何か生かされるヒントが得られるかもしれません。
宝性寺では毎月、正御影供、月並み御影供と21日6時から早朝お勤め会を行っております。
このお勤め会への参加は予約など必要なくどなたさまも自由にお越しいただければと思って毎月行っております。
ご自分と見つめるお時間として気軽にご参加くださいませ。
改めまして、本日もお越しいただき、また粗辞にお付き合いいただきありがとうございました。
皆さまが少しでも多くの安らぎあるお智恵に包まれ過ごされますこと心よりお祈りいたします。
合掌
※写真については保管庫としてFacebookに掲載しております。雰囲気をもっと知りたい等ご興味ある方はそちらをご覧くださいませ。