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10月 早朝お勤め会

本格的に寒くなって参りました
令和6年10月21日(月)6時〜
早朝お勤め会を行いました。

当会は寺というものを気軽に体感していただけるよう、集まっていただけるよう「会」として執り行っております。

改めて日頃している勤行を「行いました」と紹介するのは少し恥ずかしさもあります。

とはいえ毎月21日は、弘法大師尊像を祀り、月並み御影供としてお大師様の遺徳に感謝し、日頃勤めているお経とは少し傾向の違うお経をお勤めしております。

僧侶も現在は3名で動きのあるお経と作法が繰り広げられます。

あるお経では鈸(はち)というものを捌き鳴らすのですが、その鈸の受け渡しにも一つの流れがございます。
運び方、渡し方、捌き方と。

そしたこの受け渡しは総本山を中心とする法要では黒子となる承仕という若僧侶がお経を唱える配役者へ鈸を運ぶのですが、当寺にはそのように多くの僧侶がいない為、師僧から弟子へとの受け渡しもございます。

師僧も若僧の気持ちになり、立ち振る舞いにはとても気をつける所です。

継承。
とても大切です。
「本来の」「元々の」などのしきたりに捉われ過ぎてはこの継承が出来なくなってしまうこともあろうかと思っています。

もちろん大切な事。忘れてはいけないことを理解し、今出来ること、祈りの継承をしっかりと守って参りまたと思っております。

本日はとても寒い日でした。
そしてめっきり朝の6時は暗い時間となりました。
そのような中、お越しいただき、宝性寺の歴史に新たな智恵をいただき祈りを共に捧げて下さいました方々がおりました。

お越しいただきました皆さま、お足元暗い中、ご参加いただきありがとうございました。素敵な祈り、お声、想いをありがとうございました。

来月は本格的に暖房が必要になりそうです。

寒い日が続きそうです。
皆さまくらぐれもご自愛くださいませ。

皆さまにとって安らかなる時間に包まれますことお祈りいたします。
合掌