令和6年5月15日(水)10時〜
於 宝性寺本堂
天道ひょう難念仏会を宝性寺檀家総代、宝性寺念仏講の皆さまと共に厳修いたしました。
天道ひょう難念仏会はまずお天道さま、太陽の恵みに感謝し五穀豊穣を願い、ひょう(雹)による育てた穀物を損害されないよう願う念仏会です。
歴史を辿ると7月にかけて雹がふることがあります。
それにより穀物が収穫出来なくならぬよう祈りを捧げました。
この現在の宝性寺の地区は畑豊かな大谷場として農家の方々により護られてきている土地でございます。
現在は、さいたま市政令指定都市となりマンションや振興住宅が増え多くの人が移り住む街となっております。
ご先祖さまが農家をされていた方の中には今も自家栽培、近所の方へ小売、お裾分けする方もおられます。
宝性寺には五穀豊穣を願うという事が身近にありその想いを感じて守られている方が多くおられます。
今年もご参集の皆さまは大きな声で祈りを捧げした。
まずはご本尊へ智山勤行式、同行和讃、相互合掌和讃を唱え、そして座を移し大珠数を手にし大太鼓、小太鼓、大鉦を叩き鳴らして南無阿弥陀を昌和しました。
南無阿弥陀仏
この言葉を今は大きな声で唱えることは真言宗の当寺では減りました。
ですが地元で護られてきた信仰は継承され、今も天道ひょう難念仏会では声高らかに南無阿弥陀仏を唱え今年も祈りました。
先代、先人からの継承
令和6年も無事天道ひょう難念仏会は今を生きる私達により継承され厳修されました。
それは既に鬼籍に入られた多くの方の想いが詰まったもの。
その信仰の深まりを皆さまと安心を得て、守って参りたいと思っております。
本日お集まりの皆さま、ありがとうございました。
本尊に地元で採れた採れたてのお野菜をお供えし当念仏会は執り行われました。ご奉納ありがとうございました。
お天道さま、ありがとうございます。
恵みの雨ありがとうございます。
美味しいお野菜をありがとうございます。
皆さまと共に安らぎある信仰を歩ませていただくことに感謝いたします。
皆さまが多くの安らかな想いに包まれます事を日々お祈りいたします。
合掌
※写真は掲載許可をいただいております。
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