天道ひょう難念仏会

お天気で30度を超す暑い日でした。
令和5年5月17日(水)10時〜 於 本堂

宝性寺檀家総代、並びに宝性寺念仏講の皆さまと共にお天道さまに自然の恵みに感謝し、南無阿弥陀仏をお唱えいたしました。

法要の名前は天道ひょう難念仏会と申します

宝性寺には御詠歌をお唱えする遍照講がございます。
この日はその遍照講の前身ともいえる念仏講としてのお勤め法要でした。

この地区は昔は畑に囲まれた農村地区でした。
その農家の皆さまにとってお日さまは育てる穀物に恵を与えてくださる存在で、この時期に降る雹(ひょう)は難敵となるものでした。

その恵に感謝と共に難が訪れないよう願う集いな始まりがこの宝性寺念仏講でした。

南無阿弥陀

なぁ むぅ あみぃ だ ぶ つ

と決まったリズムを取り唱えることでその祈りをご本尊にお届けしておりました。

大小の太鼓を叩き、大鉦を叩き、大数珠を回してその願いを届けられていました。

今年もこの地元で採れたお野菜を祀りお天道さまへ感謝の思いを皆で届けました。

念仏会の後は 席を移動して智山勤行式、同行和讃、相互合掌和讃をお唱えし心と身体を整えて今年のお勤めを締めました。

今年も皆さまの元気なお声が本堂にこだましており、ご本尊さまもその各人の思いを受け止めてくださったものと思います。

今日、お集まりいただきました皆さま、ありがとうございました。

ここで掲載している写真は似た物ばかりに感じますが、大太鼓、小太鼓、大鉦と配役を10回お唱えごとに代わりながらお唱えしているので、微妙に違います。

昨年、一昨年も同じような写真が残っておりますが懐かしい方もおられます。

宝性寺の記録は皆さまのその時々の想いとして残しております。
半世紀後、次の世代の人が見た時に懐かしんでいただけたらと思ってこの記録を記しております。

この行事がいつまでも続けられるようお寺として皆さまの想いをしっかり守らせていただきたいと思っております。

本日は30℃を超す暑い日でした。
数日前は雨模様で20℃を下回る日でした。

まだまだ寒暖差があり体調管理も難しい日が続いております。
皆さまご自愛下さいませ。

本日、お集まりお唱えいただきました皆さまありがとうございました。

合掌