二つの祈り深き法要を厳修しました
壬寅
令和4年4月8日(金)10時〜
薬師如来御開帳法要並びに花まつり法要を厳修いたしました。
宝性寺は足立坂東薬師6番札所になっています。
今年壬寅は12年に一度の薬師如来御開帳の年です。
そして札所をまとめている事務局の案内により、4月8日の一日、9時〜15時の間、薬師如来札所が揃って御開帳をいたしました。
宝性寺のお薬師さま。
日頃は宝性寺本堂の奥の閉扉された厨子の中で安置されています。
元々この地区にあった薬師堂の本尊として護られていたものが、昭和40年代の地域地区区画整理により当寺本堂にまとめられ祀られるようになりました。
【足立坂東薬師如来6番札所 御詠歌】
薬師仏(やくしぶつ)
願い人々(ねがいひとびと)
身の病(みのやまい)
心の病(こころのやまい)
言えざる話(いえざるはなし)
南無瑠璃光如来薬師仏
(なむるりこおにょらいやくしぶつ)
そのお薬師さまを本日1日のみの御開帳をさせていただきました。
そして同日はお釈迦さまの誕生日。
お釈迦さまの誕生佛を多くの花で飾られた花御堂に祀り花まつりの法要を執り行いました。
新型コロナウィルスがまだ終息せすこの時期ですので、宝性寺総代さまと宝性寺遍照講の皆さまのみご連絡、ご参集をいただいての法要を厳修いたしました。
智山勤行式(般若心経)、同行和讃、薬師如来詠歌、釈迦牟尼如来誕生和讃。
お薬師さまとお釈迦さまの仏像が向き合う中で皆の祈り、想い溢れる感謝のお勤めをいたしました。
1日でも早く、マスクなしで昔のようにお互いの表情に触れながらお勤め出来る日が来る事を願い本日のお勤めをいたしました。
本日は平日ではありましたが、多くの参拝者、お薬師さまの御朱印を希望される方がお越しになりました。
甘茶をお釈迦さまの誕生佛に掛け灌仏し、本堂正面に祀られるお薬師さまに手を合わせられ、お経をお唱えし、それぞれの方が、それぞれの祈りや願いをお供えしてお戻りになられました。
次、お薬師さまが拝観出来るのは12年後です。
もし身体がこの場所に来ることが出来なくとも、今日の祈りを誰かが受け継いでくれています。
もし12年後もお越しになる事が出来たなら、その日までのご報告を沢山してください。
宝性寺は皆さまと共に本日深めさせていただいたお経と御詠歌をお唱え続けます。
もし私の身体がそれを許さない状況であったなら、皆さま、後身の方に安心してお願いします。
本日、お越しの皆さま、ご参拝の皆さま、素敵な祈りをありがとうございました。
ご縁ある皆さまが祈りを通じて、少しでもお互いに穏やかな時間をもたらしてくれる事を願い明日もお経をお唱えさせていただきます。
1日も早く新型コロナウィルス感染問題、そして世界が平和になる事を願い少しでも多くの方が少しでも多くの安らかな時間がもてますようお祈りいたします。
合掌