お盆。大切な御霊を想い改めて感謝し深め合いました。
令和3年 お盆供養(棚経)法要を迎え日13日に7時から18時まで毎時間宝性寺本堂にて厳修いたしました。
昨年初頭に初めて耳にした新型コロナウイルスが今年も未だ猛威を奮っております。
宝性寺では感染拡大予防として檀家さまのご自宅での棚経を中止とさせていただきました。
そのような中、これまで守られてこられたお盆供養を心に残し引き継いでいかれるよう、「お経の手代わり」として「盂蘭盆回向之契証と尊家御霊記載の五如来軸」を本堂で読経お勤めして、ご自宅にお運びいただくご案内をさせていただきました。
法要は13日に皆さまのお墓参りのご都合に合うよう7時〜18時まで毎時間法要をさせていただきました。
その中で、お経の功徳がご自宅仏壇の中で広がりますよう住職、副住職、修行僧が責任をもって盂蘭盆回向之契証にお経を読ませていただきました。
個別でのご供養を希望された方はお申し込みをなされ、本堂で行われた法要の中で回向之契証へ法要内でお名前を読ませていただきました。
お申し込みされなかった方のご供養もさせていただいておりますので、ご安心いただければと思っております。
本堂内は全開放にて席は5割分、隣前後間隔を空けて用意させていただきました。
法要に参加される方、宝性寺お任せいただきお墓参り後に回向之契証をお受け取りに来られる方、参加については各ご家庭にお任せさせていただきました。
法要に参加された皆さまには焼香前後に手の消毒、席の譲り合いなど各所でご協力をいただきました。ありがとうございました。
祈り溢れるお盆。昨年に続き本堂でお経を読み、その手代わりをご自宅にお連れいただくというご供養は新様式のお盆のご供養かもしれません。
ただ大切なことは、先人の方、大切な方への偲ぶ想いと思い、新型コロナウイルスと向き合う中でこのようなご案内となっております。
これまでの様式に思いある方にな、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。
ただ今を生かされる人命を守る観点を一番とし、このようなご供養にさせていただきましたので何卒ご容赦いただきたく存じます。
形・様式はどうあれ、故人さま方々と向き合いたいとして年に一度のお盆をお過ごしいただけましたら、大切な仏さまをお預かりする寺としてはありがたい事と思っております。
寺も檀信徒も共に学びあい深め合うのにお盆行事は大切なことだと感じており、今年もお盆のお経、御詠歌をお唱えさせていただきました。
今年も多くの願いに触れさせていただいております。
その中で皆さま共々一つ歳を重ね、深められる願いから学びをいただいております。
法要も毎時間、多くの方の願いに触れさせていただきました。
皆様にとって想い溢れるお盆供養がなされますよう感謝とともにお祈り申し上げます。
今年もありがとうございます。
合掌