令和2年8月お盆

このような時期ならではのご供養となりました
今年は新型コロナウイルス問題にて各ご家庭への棚経をご遠慮させていただき、本堂にてお勤めをさせていただくご案内をさせていただきました。

通年お伺いさせていただき、棚経をあげさせていただいていたご家庭、そして今までお伺い出来ていなかったご家庭の皆さまのご理解とご協力により、13日にてほとんどのご遠慮ある皆さまのお盆供養をさせていただきました。
事前のお盆供養のお申し込みにより、7時から18時まで毎時間、本堂にてお施主さまのお名前とご先祖さま、仏さまの読み上げをさせていただきました。

通年より、多くのご家庭のご供養をさせていただきましたが、お施主さま、故人さまの読み上げの際は、色々なお顔が浮かびながらのお勤めとなり、疲れよりありがたさが溢れるお時間を共に過ごさせていただきました。

宝性寺の新型コロナウイルス感染拡大予防対策としましては、本当正面の扉はすべて外し、全開放、そして通年より本堂内の椅子は1/4以下18脚。
席がなく本堂に入れない方は、外にてご焼香をお願いさせていただき、ご理解ご協力をいただきました。

そして本堂内では移動式焼香台には焼香前後に除菌をしていただくよう消毒用アルコールを設置し、焼香をされる皆さまにはご協力をいただきました。

誠にありがとうございました。本当に多くの皆さまに感謝のお時間をいただきました。

今年のお盆供養は、事前のお知らせにも目を通していただき、多くの方のご理解とご協力により、お勤めのお時間を持たせていただきました。

しかしまだまだ新型コロナウイルス感染拡大問題は終息のめどはたっておりません。

今回、お会いされた方の中には、早く宝性寺の行事を再開して欲しいとのお声も耳にいたします。

しかし、お越しになる皆さまの安全を確保出来ない中での開催は、もうしばらく先と考えております。
新型コロナウイルス問題がある中、例えば30名しか入らない室内に31名を入れる事は許されない行為で、その1名をお帰りのお願いするしかない現実がある中ではどうしても開催する事が出来ません。

今まではお越しになった方を皆さまの協力で全て入っていただきましたが、

現在はそのお一人への温情が逆に多くの参加者に不和と不信感を与えてしまう事、そして何より新型コロナウイルス感染拡大に手を貸してしまい、後戻り出来ない事態を招いてしまうことが懸念される新型コロナウイルスの抱える問題点と思っております。

今回、ご家族でお越しになり、席がいっぱいになった場合は、入れない方には、はっきりとご理解のお願いをさせていただき、思いやりの心で外でお待ち下さった方が何名もおられました。

そのような思いやりの心にも触れさせていただき、本当に感謝ばかりの中でお盆供養のお勤めをさせていただきました。
ありがとうございました。

まだまだ落ち着かない日々が続く事が予想されますが、今はとにかく、お互いを思って行動していけたらいいですね。

そのような学びをいただいた令和2年のお盆初日でした。

お参りにお越しになられた皆さま、本当にご理解ご協力いただき誠にありがとうございました。

暑い日も続きますのでくれぐれもご自愛下さいませ。

皆さまが、素敵なお盆を過ごせますよう。
お祈りいたします。

合掌