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朝粥会中止の朝

大雨の翌日。止まない雨はない...
明けない夜はない。

名言、素敵な教えや尊いお言葉は沢山あります。
言葉でいうと綺麗ですが、そんなに簡単に全ての名文句を受け止めらるほど、心のコントロールは簡単ではない事に気付かされております。
人の言葉に過敏になり、揚げ足を取ってしまう、心を乱す様々な言葉や情報が交錯し、その着地点をみんなで探しているように感じております。

新型コロナウイルス拡散対策。
このような状況の中で、ご連絡いただく方の多くの想いに触れさせていただくと、気づかされ学ばせていただく事の多い事多い事。

喜怒哀楽という4つの心の表現ではしっくりこないほどのコントロール不能な時間が一日の中で湧き上がったりと、心の修行が全く足りてないなと宝性寺スタッフで反省も込めた話し合いの時間も増えています。

本当に修行足らずで申し訳ございません。

毎朝、宝性寺では本堂でのお勤め後、内観音さま、お地蔵さま方々、永代供養堂のお参りをしております。

各所の掃除、特に永代供養堂は雨翌日は雑巾掛けをしており、この時間がとても清々しく、普段眠っている心のある部分に気づかされるとてもありがたい時間をいただいております。

本当に雨翌日のお天道さまは、本当に何とも言えない気分にさせてもらいます。少し心を洗われて...

今日は例年でしたら、朝粥会の日。
皆でお勤めをして、同じお釜で炊いたお粥をいただいて。

今回は新型コロナウイルス対策の為、中止にさせていただきました。
この4月21日は毎年、大切な仏さまをお連れされる方がおり、皆でその方の想いに寄り添い合っていました。

今年はその皆での時間はありませんでしたが、住職と副住職でご縁ある方々の御霊のご供養、そして今回お連れ出来なかったらその方の想いを感じながら宝性寺ご本尊さま前でご供養のお勤めをいたしました。

"大切な仏さまを想う"

このような事を続けていきます。
大切な仏さまの御命日、お寺にはいけないけど、、、
そのような方がおられましたら気軽に、本当に気軽にお電話でご連絡下さい。

皆さまの大切な仏さまを想う方の思いを感じて手を合わせさせていただきます。

1日でも早く世の中に穏やかな時間が増えて、多くの方々が笑顔で過ごせますようお祈りいたします。

今は色々な感情が湧いては消える"我慢(自我に基づく慢心)"の時であり、そして"辛抱(辛さを抱く)"の時、皆でこの難局を乗り越えて、清々しい気持ちを共に感じ合える時間を楽しみに過ごしていけたならいいなとの思いです。

日々皆さまが穏やかに過ごせますよう。

南無大師遍照金剛

合掌