南浦和大谷場地区で昔から伝わる念仏会。小太鼓と鉦を打ち鳴らし五穀豊穣を皆で祈願しました。
5月20日(日)13時〜
本堂に於いて天当・ひょう難念仏会が宝性寺念仏講、並びに総代の皆さまご参列のもと執り行われました。
太鼓を真ん中にし、阿弥陀さまの化身と称した大念珠を周りに囲み、代わる代わる“南無阿弥陀”を唱え太鼓と鉦を打ち鳴らし祈念しました。
何の祈念?
この地域は元々田んぼと畑が多く、農家の皆さまに宝性寺は支えられ護られてきておりました。
現在では街の様相は時代と共に変化しておりますが、その時の名残りはしっかりと護り続けられております。
この時期に降る雹(ひょう)が農家の皆さまが心血を注いで育てた穀物への打撃を与える天敵でした。
ですので雹が降らぬよう皆でお天道さまに祈念しているのです。
外はとても良い天気でした。
全国の震災、災害が起きぬよう祈念ももちろん含んでいるおります。皆で今回も大きな声で南無阿弥陀を唱和しました。
真言宗ではあまり馴染みのないご真言ですが、斬新で新鮮。祈りは同じという事で今回も祈りの継承をしました。
宝性寺では毎日、南無震災物故者精霊への追悼も続けております。
皆が安らかな時間が少しでも多くなりますよう。
今日、ご参列いただいた皆さまありがとうございました。
合掌