4月21日(金)6:00〜 於 本堂
4月からは前月より30分早い開始の6時から朝粥会がありました。
本日は曇り空。
朝日差し込むのを楽しみにされているのに今回も残念、楽しみを先延ばしにするお勤めとなりました。
足元暗く肌寒い早朝より、多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。
本日はお不動さまのご開扉期間内ということで、お勤め後は、お不動さまとご縁を結んでいただきました。
宝性寺のお不動さまは、右手に持つ利剣が正直者しか見えない利剣なので、皆さま真剣にお不動さまと向き合っておられました。
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冗談です。右手に持つ利剣がいつからなのでしょう。およそ650〜700年ほど前に作られたと言われ、現在は見つけることが出来ず持っていません。
本来、仏像、如来、菩薩、明王などの仏さまは深い意味合いにより信仰、知恵を授かる我々の心の表れともいえます。宝性寺の利剣はお参りにみえる皆さまに感じて心で見ていただければと思っております。
そんな冗談も交えながらのお勤め、そしてその時代を繋いでくれたお不動さまと縁を結んでいただいてからお粥を召し上がっていただきました。
そうそう、本日は本日が祥月命日の仏さまもお連れになられて、亡き御霊に皆で手を合わせてご供養しました。
色々な立場でそれぞれが感じてみる。朝の静かな本堂だから普段より感性が研ぎ澄まされるような気がしています。時には朝から皆で涙を流すことだってあります。
お集まりの皆さま、普段は言わないけど、風化される周りの思いへの寂しさ、抱えているもの思っていることがあるのかもしれません。
それを思いっきり感じてみれるのは朝粥会の特権かもしれません。
どうぞどなたさまも、気軽にお越しくださいませ。
本日、お越しのみなさま、ありがとうございました。