12月11日(日)
本日、今年最後の写経・写仏の会が行われました。
見学の方もお越しになり40名を超す方々でお勤めをし、各々のご修行に向かわれました。
皆さまは何を想い今日のご修行をなされたのですか?とお聞きしたら、皆さまそれぞれのお答えが返ってこられるでしょう。
それだけの想いが詰まった時間と空間です。
そしてその想いはこれらも繋がっていくと信じ、宝性寺ではただただこの場、この会を執り行ってて参ります。
本年2月より始まった増改築、改修工事も残すところ後、数日となりました。
この間、お集まりの皆さまには色々とご不便をお掛けし申し訳ございませんでした。そしてここまでご理解を賜りありがとうございました。
皆さまにはこの時代、これからの宝性寺の流れを目に焼き付け共に歩んでいただけたらと思います。
その証の一つは金ピカ銅板葺となった本堂の屋根。
これから雨風にさらされ、銅特有の酸化により時間を掛けて緑青(ろくしょう)掛かってゆきます。
その経過を、しっくりくるまでの変化はいかほどの時間を要するのか分かりません。
ただ言える事は、この真新しい屋根を見れるのはここ数年ほど。今日宝性寺に足を運んで下さっている皆さまから新たな時代を繋ぐスタート地点となり、黒掛かり馴染む頃は、今が懐かしく思うほど時間が経ってしまっているということです。
昔を懐かしむ心は、その時代に大きな出来事に立ち会ったからなのですよね。
その昔に今日もなってゆきます。
宝性寺はそのみなさまの多くの想いを繋げたらと思い、この様な場所で記録を残しています。
今日はご用意させていただいた席フロアの席は満席。今後、参加者が増えても大丈夫なように今回の改修工事に一手間加えさせていただいております。
他フロアでもメインフロアをモニターと館内放送で繋ぎ、写経・写仏をする事が出来るようになりました。それによりまだ数十名の方の参加が可能になりました。
おもてなしは出来ませんが、場所提供の準備はあります。席がないからとお仲間のお誘いをご遠慮している方も気軽にお誘いいただければと思います。
とにかく今年最後の写経・写仏の会。
今日も多くの祈りに包まれ、宝性寺としてもまた学ばせていただきました。
これから寒さも増していくと思います。
みなさまご自愛下さいませ。
月並みの言葉で申し訳ございませんが、今年一年、当会を支えて下さり誠にありがとうございました。また来年も何卒よろしくお願いいたします。