13日。お盆の入りの日の事でございます。
お盆はご先祖さま、仏さまをお墓からご自宅にお迎えし、寺方が仏さまの前に伺いお経をお供えする。日本の伝統文化ですね。
そのお経を宝性寺では盆精霊回向之証というお軸に乗せ、ご自宅にお経をお連れしご供養するという事を2年前より始めました。
回向之証開眼法要により、合同で先祖供養を行い、ご自宅の棚にてお経の功徳が広がるよう大切に回向之証とご先祖さまをお運びしていただいております。
回向之証をお運びしたお宅には棚経には伺いません。
これは強制ではなく、お盆中、ご予定がありご自宅で寺方を待てない方に、先祖供養の選択肢の一つとしてご案内をさしあげお申し込みをいただいたお宅のみご供養しております。
今年は7時、15時、18時の3座の法要のご案内をし70件を超すお宅が合同法要にてご先祖供養をされました。
2年前に始めた時はどのようになるのか、どのように思われるのかとても心配でしたが、みなさまご先祖さまをしっかりお迎えし、ご供養し、尚且つお盆の予定も組めるという事でこても好評を得ており一安心をしております。
大切な事はご先祖さまを粗末にしない、しっかりお盆にご先祖さまをご供養する事です。
しきたりや伝統は大切な事です。しかし、”お盆の先祖供養はこうしなければならない”という事に縛られ過ぎては大切な先祖供養が疎かになってしまうかもしれません。
時代に合ったご先祖供養というのも必要ではないかと考え、その中で新たなお盆供養のあり方として”回向之証により先祖供養をする”というご案内と報告をさせていただいております。
そしてこの先祖供養に多くの感謝の声をいただいております。
それぞれの盆精霊先祖供養をしてみてはいかがでしょう。