今年は川崎大師の10年に一度のご開帳年です。
その中で全国奉詠川崎大師大会が川崎大師平間寺信徒会館にて行われ、宝性寺もこの大会を楽しみに多くの講員さまが参加されました。
ご詠歌はお大師さまに関係するご詠歌・和讃。
お大師さまのご信仰に導かれた全国の遍照講講員のみなさまと共に貴重な奉詠をさせていただきました。
宝性寺で参加されたみなさまにはお願いを致しました。
10年後のご開帳に必ず行くことを楽しみに参拝してくださいと。
多くの笑顔、心の繋がりに包まれた奉詠大会となりました。
また10年後、楽しみですね!
江戸時代から続く大開帳
平間寺のお開帳は、江戸時代の宝暦元年(1751)におこなわれたのが記録に残る最も古いものと伝えられています。
お開帳には種々あって、将軍御成りのあとで寺内において勤修したのを「御跡開帳」(おあとかいちょう)、江戸両国回向院等に出張しておこなう「出開帳」(でがいちょう)、江戸城本丸、西丸に特別の請待があって勤修した「内秘開帳」(ないひかいちょう)、寺内において勤修する「居開帳」(いがいちょう)などに分類されます。
御跡開帳の日数は15日を最大限とし、出開帳は40日、60日、70日等の日数が定められていました。また、江戸時代、出開帳を江戸でおこなうのは33年という間隔をおくようにきめられていました。
往古は、住職一代に一度の習わしでありましたが、将軍家等の帰依があり、臨時に修行することもありました。また、講社の要請によって江戸で出開帳を勤めたり、遠隔の地へ御分躰を安置して修行したこともありました。
居開帳は、江戸時代には、弘法大師御遠忌や大師堂落慶に合わせて修行されていましたが、明治17年(1884)以降は10年目毎に奉修するのが吉例となっています。